倦まず弛まず

目指せプチ科学。馬鹿は馬鹿なりに考え続けるのだ!!
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ご禁制の品
わしゃわしゃと自己主張のやかましいクマゼミのせいで、ただでさえテンションの低い朝の会話がなおのこと困難な今日この頃。

7月30日は土用の丑の日すなわち鰻の日らしいですが、鰻はうちでは「第二種ご禁制の品」でありすぐにも「第一種ご禁制の品」へ昇格しそうなので、多分しばらくは食べないと思います。

ご禁制の品には第一種と第二種がありまして、第一種に定められているのがタラバとかズワイなど大型のカニ。
第一種は「絶滅しかけ、なのに乱獲継続中」の生き物が指定されます。
ロシアに住んでいればキャビアも第一種に指定されることでしょう。

第二種に定められているのはエビです。特に安いエビ。
あと、外国から輸入されているタコとか。
第二種は「その生き物をとることでそこの海をひどく荒らしている恐れがある」ものが指定されます。

第一種に指定された生き物はうちでは“購入してはいけない”ことになっています。
ま、カニ大好きだけど食べなくても死なないし。
カニカマ大好きだし。
よそから頂いたカニは「仕方ないので」むさぼり食べます。
お一人様にカニ一匹お付けします!っていうのがウリの旅館では、カッスカスの身がちょろりんと入ったカニが一匹出たりして、あの頃からですよ、ぱなこがカニというだけで有り難がるのは止めにしようと思ったのは。
一泊2万円以上するその有名旅館では、カニなんかよりもブリ大根がちょーうまかった。
カニの代わりにどんぶり一杯ブリ大根をくれぇ!!と叫びたかった。
カニが絶滅しかかっていると知る前までは、ぱなこもカニ食べ放題ツアーへ出かけたりしておりました。
でも、食べ放題だと思うとカニの扱いがぞんざいになっちゃうんですよねぇ。
「足3本だけ!!」と制限されたならツメの端っこまでほじくりかえすのに、食べ放題だとカニが小さいこともあって肉の多いとこしか食べなかったりしました。ごめんねカーニさん。
…ちょっとまって!ぷれいばっく!!
「食べ放題だとカニが小さいこともあって」ってこれすごく問題アリですよね。
小さいカニは安く仕入れられる→売る方にしたらたくさん売らないと利益が出ない=小さいカニを取りまくる
小さいカニってのは要するに大きくなりきっていないということで、まだ子供か若造と呼べるくらいしか生きていないということでしょう。
子孫を十分に残せていないのに死んじゃう、ってことはつまりどんどん絶滅に近づくってことです。
やだなぁ、将来にわたって美味しいカニが穫れる海であって欲しいですよね。

そして、第二種に指定された生き物はうちでは“みだりに購入してはいけない”ことになっています。
「エビ」「養殖」で&検索かければ何がいかんのかお分かりになるかと思いますが、要するに遠い海で採れたものがどこのスーパーにも大量に並んでいるのはなんか変だということであります。
2年ほど前は輸入タコはモロッコ産ばっかりだったのに、モロッコ産は穫り尽くされて今や中国産メインで時々モーリタニア産です。
金に飽かして買い漁り、ここで採れなくなったら次はあっち〜ってヒドいと思うのです。
だからよっぽどタコを食べたくなったら少々お高くても明石産を買うのです。
北海道の水ダコでもいいかもしれないですけど、ちょっとでかすぎてコワイ。

ウナギについては、先日ワシントン条約で輸出入が大幅に制限されることに決まりました。
これも要するに「今のまま放っておいたら絶滅必至」ってことです。
それに加えて昨今の中国製品不信のおかげで中国産うなぎの需要が減っているとか。
ただでさえウナギロンダリングが問題になっているのに、こうなっては中国産のウナギが国産と偽って売られることが増えるのは間違いないでしょう。
ちなみにウナギは青じそと海苔と炊きたてのご飯で食べるのがウマいです。
あといつか絶対名古屋でひつまむしを食べようと思ってます。

他に気になっているのはホッケです。
10年ほど前は、たまに居酒屋で見る程度だったのがいつの間にか居酒屋の定番メニューになってしまいました。
そして、30cm以上もあるびろーんとでっかい体がホッケの身上だったはずなのに、今年スーパーで見るほっけの干物は20cm程度だったりします。
不憫です。
あーあ、バカスカとってバカスカ消費する、なんとかならないのかなぁ。
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by panaco | 2007-07-31 00:47 | 食べ物
ようやく発見されたパキラ(祝)
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これは、ぱなこが10年来飼っているパキラでございます。
よそのパキラよりも少々葉ぶりが厚かましい感じですが、確かにパキラです。
どうにかもっと可愛くならないかと工夫してみもしましたが、この子の個性なのか無駄でした。
昔は可愛かったのに…。

パキラは、アリを用心棒に雇う植物です。
アリは用心棒稼業に就くことが多い昆虫ですが、請われればパキラも警護します。

脅威が何も無いのに用心棒をたくさん雇ってたって人件費がかかるばっかりでいいことはありませんから、いじめられた時にここぞとばかり大々的に公募します。
パキラが用心棒たちのために用意する報酬は専ら「蜜」です。
用心棒は必ずしもアリでなくてもいいんですけど、蜜を喜び、かつ虫が恐れる動物といえば、アリかヒトに決まってます。あっ、狩りバチもかな。

パキラには、花外蜜腺といって葉柄に蜜を分泌する器官があります。
普段はほとんど蜜を出さないのですが、虫に食われたとたんプツプツと湧き出てきます。
何日も放置しているとどんどん蜜が出て、床に落ちてベトベトしてしまいます。
それはちょっと困るので、ハイよ〜お呼びですか、とぱなこが出働、葉の裏表をチェックしてパキラを食べてる虫を除去、蜜を拭って経過観察、蜜が止まればもう虫はいないと、良かった良かったということをやっていたわけです、これまでは。

ところがこの度、アリがパキラを発見したのです。
アリたちは、上の写真の左下に写っているケヤキの盆栽に長年住んでいたのですが、20cm離れたところにあるパキラの鉢へ、とうとう到達したようです。
アリはぱなこよりも勤勉なので、きっと毎日パキラを巡回してパキラに付いた虫と蜜を素早く取り除いてくれるに違いありません。
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このアリはサクラアリParatrechina sakuraeという種のようです。
体長が1.2mm程度で、アリの中でも特に小さい方です。
存在自体よく見えないくらい細かい。
きっと彼女らにとって、ケヤキの盆栽は十分でっかい世界なのだと思います。
それなのにどうしてケヤキから離れてパキラを見つけたのか?
ケヤキだけでは餌が足りなくなってきたのか、より良い餌を探しているのか。
あ、しまった。
冬はパキラを部屋の中へ入れるんだった。
アリがパキラの鉢に巣を作っちゃったらどうしよう。
ハチミツ壷の中で溺れ死んでいる、幸せに絡めとられて身動きとれなくなった黒ゴマなど見たくもありません。
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ま、冬になったら考えよう。

それはそうと、虫に食われれば食われるほどパキラが蜜をたくさん出すのなら、アリとしては虫を放置して蜜だけ頂けばいいんじゃ…
いや、いや、それは困る。
パキラもぱなこも困ります。
時々パキラの蜜を舐めてみて思うのは、たくさん蜜を出している時は糖度が低いようです。
水増しして問題解決を図ってるんじゃないか。
例えば、用心棒どもがパキラの公募に気づいていない場合。
とにかく水増ししてでも蜜を地面に落とせば、アリンコに気づいてもらえる可能性は高くなりそうです。
糖度が低い方が水滴は簡単に落っこちますしね。
また例えば、用心棒どもが怠けて蜜ばっかり食って悪い虫を退治しない場合。
蜜の濃度が薄いと、単位労働あたりに得られるエネルギーが少なくなりそうです。
つまり、「たくさん蜜を飲んでも水分ばっかりで、なかなかお腹いっぱいにならないわねぇ…」あるいは「何度往復して持って帰っても、うちの子たちなかなか大きくならないわねぇ…」ということです。
アリにとって蜜の価値が下がることは良くないことでしょうし、蜜が地面に落ちることで他のアリ達がやって来てケンカになる危険が高まるなら、そこそこの所でちゃんと求められた仕事をしようということになるんじゃないでしょうか。
ちなみにぱなこが相手の場合は、糖度が低くても床がベトベトすると困るので重い腰を上げざるをえなくなる、という効果があります。
あと、パキラを食う虫はアリの餌になりうる、ということもポイントですね。
地面を歩いていて蜜が落ちているのに気づいたアリは、上方に蜜源と虫、すなわち糖質とタンパク質の両方を採れる所があると分かるわけです。オイシイ話です。
魚心あれば水心あり。
世の中うまくできてますね。ほんとか?

そんなこんなでアリンコが、今日もパキラの上を元気に走り回っているのであります。
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by panaco | 2007-07-11 13:33 | 生き物


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