倦まず弛まず

目指せプチ科学。馬鹿は馬鹿なりに考え続けるのだ!!
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ちりめんじゃこ構成員
じゃこじゃこ。
おじゃこいいよね。
おいしいし、魚なのに骨(ほぼ)ないし。

ちりめんじゃこを「ほうれん草と一緒にバター炒めにしないとなー」
と思いながらちまちまつまんでいたときのこと(オイ)。
静岡県水産試験場のしらす混入物リストのサイトを見て興奮したのを思い出しました。
おう、材料は目の前にある。
早速ちりめんじゃこ構成員を洗いだすぞ!!

写真は携帯電話のカメラにルーペをくっつけて超マクロ撮影。
そして静岡県水産試験場のサイトで種を同定しようとしたら、あらららら、ぱなこのじゃこ構成員は全然載ってないぞ。
ハッそういえばあのちりめんじゃこの産地は熊本県って書いてあった。
西と東で構成員が違うのはいかにもありそう。
しかも静岡県水産試験場のサイトでは「最近は漁業者や製造業者の努力により、混じり物はほとんど見かけなくなりました。」って書いてあるのに、このちりめんじゃこにはいろんなヤツが混ざってるぞ。
フッ、静岡県民わかってないな。
知的好奇心こそがシラスの売り上げを伸ばすのに。
「なんか混じってる〜」って文句言って来る、態度はでかいが好奇心の弱い人達の顔色を気にすることはないですよ。

というわけで熊本県産ちりめんじゃこの混入生物をご報告しましょう。
稚魚の同定には「日本産稚魚図鑑」沖山宗雄 編 東海大学出版会 ¥18,900(高っ) を参照しました。
ま、図鑑見たってほとんど同定できなかったんですけどネ。

e0024903_12111167.jpgまずは主役のウルメイワシ。
子供の頃からおめめぱっちりで精悍な顔つきです。










e0024903_1212911.jpg次に目についたのはタコのこども。
ちっこいながらも完璧にタコです。
ぷりちー。




e0024903_12132014.jpgそれから常連さん、アミです。エビかもしれません。エラやら足やら触角やら、全部もげてるので区別つきません。





e0024903_1214319.jpgそして今回のアイドル、カワハギの稚魚です。
体の半分が頭です。
なんか…がんばれって応援したい感じ。もう魚生終わっちゃったけど。



e0024903_121524.jpge0024903_12152910.jpg







あと、何なのか分からなかったのが2種類。
左のはハゼかな?と思いましたが結局確信に至らず。
右のに至ってはまったくわかりません。
はっきり言えそうなのは、ウミヘビ、ウツボ、カマス、イカナゴ、キビナゴのどれにも該当しないらしい、ということだけです。


そういえば、ぱなこの実家にはタツノオトシゴの絵本があって、その表紙裏にはこれまた「おじゃこ」に混ざっていたちっこいタツノオトシゴが貼付けてあったのだった…(遠い目)
実はぱなこのじゃこ混入生物への興味には長〜い歴史があったのですねぇ。



e0024903_12164685.jpg

あとオマケは別の機会に愛媛産シラスに混ざっていたエソ。
つるんと白くて腹にでっかい黒丸が点々と…。
ちょっときもい。
稚魚界のイモ虫と呼ばせてもらいましょう。
えっ、なんでって?こんな雰囲気のイモ虫いない?
きっと喰われそうになったら体をひるがえして腹の黒点を見せつけるんだよ。
ぱなこならビビるもんね。




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もひとつオマケは「日本産稚魚図鑑」より、ぱなこが感銘を受けた稚魚の模写です。
この図鑑、全部写真じゃなくて線画なんです。魚は、子供の頃は色よりも斑点とかヒレの位置関係が重要らしくて。
多分図鑑を直接写真で撮ってネット上に置くと怒られちゃうので、下手ながら適当に模写してみました。
子供の頃の魚って、みんなよく似てるんですけど、どう見たって間違いようのない子達もいます。
上は27.4mmの大きさの時のメカジキと23.2mmの時のクロカジキです。
すげー。
子供の頃から魚を食べてるんだなぁという口ですね。




e0024903_12174227.jpg

こちらは、、やはり「日本産稚魚図鑑」よりマンボウ稚魚(59mm)の模写です。
本当にこんなアンニュイな表情をしてるんですかね…?
なんですか、この目つき。なんなんでしょう、この口。



ちりめんじゃこは小さな海です。
いつなんどきレアな小魚が混ざっているか分かりません。
これからは食べる前に虫眼鏡を持ち出して、よくよく観察することにしよう。
もしかぱなこに子供が出来て、夏休みの自由研究を何にしようか困っていたら、
「ちりめんじゃこにしなさい、買ってあげるから。」と言うのです。
そして、子供にかこつけて日本産稚魚図鑑¥18,900を買うのです。うはは。
おいしくて面白い、ビバ!!じゃこ。
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by panaco | 2007-02-27 12:41 | 食べ物
隣の洗濯機
今朝「忘れること」について考え事をしていたぱなこはハッと思い至りました。

ぱなこのお隣さんの洗濯機は2槽式に違いない

過去記事「睡眠時間とお日様の力」の一番最後に書きましたが、ぱなこの下宿のお隣さんは恐るべき洗濯をします。
何が凄いって音が凄い。朝早い。しかも時間が相当長い。
普段は2時間、最高8時間です。
音については、まぁアパートの構造上の問題ですから仕方がないとして、
時間については、彼の洗濯機が全自動なら到底説明不可能ですが、2槽式ならば説明がつくような気がするのです。

いや、これを思いついたのは初めてじゃないです。多分。
でもなんていうかある程度の確信をもって頭に浮かんできたとでもいいましょうか。

「2槽式洗濯機は節水になるよ」
とおっしゃる方は、白物と色物を分けて白物洗った後の水を捨てずに色物を洗ってその間に白物脱水して云々、説明するのですが、ダメです。全然ダメ。
なぜならぱなこは複数のことを平行して出来ない人間なので、蛇口をしめ忘れるのです。
実家の洗濯機は15年ほど前までは2槽式でしたが、「はっ」と気付いたぱなこが洗濯機の元へ駆けつけると、洗濯はとうに終わっているのに水だけが「ジャー…」と垂れ流されている、そんな光景を一体何回見たことか。
そもそも全自動洗濯機ではちゃんと機械が適切な水の量をはかってくれるのに、はかったことのない人間の目分量の方が節水になっていると主張すること自体が理解不能です。

蛇口を閉め忘れるなら洗濯機に張り付いていれば良い?
いやいやいやいや、もし時間がありあまっていたとしても、ぱなこは注意力散漫なので無理です。
そして問題のお隣さんも、きっと注意力散漫なくせに2槽式洗濯機を使っているんじゃないかと思うのです。

お隣さんはブルーカラーであることと、いつも洗濯の音が終わる頃に窓を開けて干す準備をしていることから、分け洗いをしている可能性と洗濯物の量自体は普通であることが推察できます(つまり1日に何回も洗濯するわけじゃない)。

一回2時間程かかることも、分け洗いをしているなら納得です。
水道の音がシュシュ=======キュ。て鳴ることも、手で蛇口を閉めているなら納得です。
(ぱなこの全自動洗濯機はキュ。なんていいません)
水道の音が異様に長いのも、お隣さんが自分で閉めるまでダダ流れなのなら納得です。
(ぱなこの全自動洗濯機は洗濯時間30分のうちせいぜい10分程度しか給水しません)

そして最高記録の8時間洗濯については、あれが夜始まったってことがミソです。
洗濯しながら寝てたんじゃないの!??メーワクなことに。

…とかなんとか分析してみても、お隣さんの早朝騒音洗濯がなくなるわけじゃないってトコがツライわ〜
絶対全自動の方がいいと思うんですけど。
嗚呼、次の週末、彼は何時に洗濯するのでせうか。
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by panaco | 2007-02-16 16:23 | 適応的に生きよう!(恋愛など)
どぶろく作りました
牛乳にはえたカビに触発されたぱなこは、かねてから作ってみたかったどぶろくを、作りました。
ひとりでやるには勢いが足りなかったので、ツメバケイ君にも一緒に作ってもらいました。
すご〜く簡単に、なかなか良い酒ができました。びっくり。
4日でできちゃいました。
みんな「売れるよ!」と言ってくれます。
お世辞半分にしても、初めてとは思えないできばえです。
ツメバケイ君も大喜びです。

詳しい作り方は他のサイトにお任せする事にして、ここでは大雑把な日本酒作りの原理を書く事にします(Wikipedia「日本酒」参照)。

原料は、


乳酸菌
イースト菌(=酵母)
麹菌
以上。純米酒です。

3タイプの菌達は実質的には原料というより労働者です。
乳酸菌が雑菌を駆逐し、酸味を作る。
麹菌がでんぷんを糖に変えて甘みを作る。
イースト菌が麹菌の作った糖を食べてアルコールに変える。
日本酒を構成している要素はこの3つだけです。

麹とイーストがいないとごはんからアルコールを作るのは不可能です。
乳酸菌は別に要らないような気もしますが、酸味がない酒はただの甘いアルコールでおいしくないそうです。
麹だけをごはんに混ぜると、酸っぱくなくアルコールもない、いわゆる甘酒ができるわけですね。
e0024903_975179.jpg
今回は炊飯器でかたーく炊いたご飯に水をだばだば注いで、菌どもを一度にぼふぼふっと投入しただけだったのですが、25度をキープしてやると次の日にはもうブツブツ発酵してかわいいったら(右写真)。
まぜまぜついでに当然味見をするわけですが、ん〜かなり酸っぱい!!
アルコール度数は既にビールを越えている。(ような気がする。)
炭酸が舌にぴりぴりする。
においは堆肥の匂い。
母が生ゴミにぬかを混ぜて堆肥にしているんですが、それと同じニオイがする。
これは一体いいのか悪いのか。
まぁ不愉快なニオイじゃないのでいいことにしよう。


絞った酒粕は、当初は匂いも味も薄いように思われましたが、次の日に粕汁にしようと思ってラップを取ってみると凄まじくいいにおいがしました。
フルーティな、バナナみたいな。
「これって吟醸香?吟醸香?」と騒ぎつつラップの隙間に鼻を寄せてスーハーするぱなこは、傍目には完全にいっちゃってる人です。
余談ですが、英語でも「いっちゃった」ていうのは「went off one's head」ていうらしいですよ。イメージはどこの国も一緒ですね。

絞った生酒をペットボトルに入れて静かに置いておくとにごり成分が沈殿します。
上澄みが黄色く濁っていますが(写真下左)、日本酒って本来こういうものなのだそうです。
でも色がついていると評価が下がるので、活性炭粉末を投入したり特別な濾過をしたりして匂いや味と一緒に色の素を除去して、いわゆる清酒の無色透明ができあがるそうです。
結局、売ってる透明な日本酒よりもどぶろくの方が、匂いも味も強いっちゅうこっちゃ。
そして静かに置いておいたペットボトルのふたを開けると、押し込められていた炭酸が一気にでてきてあわあわです!!うひょー、なんて可愛いんだ!!(写真下右)

e0024903_9175578.jpge0024903_9181261.jpg




















さて、粕汁とプロセスチーズを肴に飲んだどぶろくのお味は。
まぁ、、当然ちゃ当然ですが、雑味が多い。
味は、酸味>甘味。
炭酸がぴりぴりする。
でもなんともいえないまろみと香りがあって、「もうちょっと。もうちょっと。」とつい杯を重ねてしまいます。
香りは、チーズに似た香りです。乳酸菌のせいでしょうか。
米の香りもします。う〜表現力が乏しいなぁ。
プロセスチーズと実に相性が良かったです。
ナチュラルチーズならなお良かったかもしれません。

あ、言い忘れてましたけどぱなこはアルコール弱いです。
ピールをグラスに半分で笑い上戸、ジョッキに一杯でおえぇ、その夜は風邪引いたみたいに体中だるくて関節が痛みます。
でもにごり酒の匂いと味が好きなのです。

粕汁もおいしくできました。
酒粕投入後あまり煮立てなかったのでアルコールが残っていて、粕汁だけでもほわーんとあったまりました。



いやいや、味をしめましたがな。
またやーろうっと。

今回の作品はぱなこにとっては酸味が強すぎたんだよなー。
どうやれば酸味を抑えられるんだろう?
もやしもんには、まず低温にしてやって乳酸菌を増殖させ、雑菌を駆逐し、その後に麹と酵母を働かせるって書いてありました。
今回の「いきなり25℃」は、乳酸菌が雑菌をやっつける時間がなくて初め堆肥の匂いがしたのかもしれません。
それとも、「いきなり25℃」のせいで乳酸菌が元気すぎて酸っぱくなったのかもしれません。
ということは、初め低温でゆっくり乳酸菌を増やしてやって…
それとも水の問題かな?
とかなんとか、やり方を変えてみようと思えるところはいろいろあって、どぶろく作りを通じて日本酒の奥深さにちょっぴり触れたような気がします。
近々灘の蔵元へ見学に行こうかなぁ。

(追記2007.2.12)
最近流行り始めたらしいスパークリング日本酒(Exciteコネタ記事)

(追記2008.2.6)
2008年にも作りました。こちらには詳しく作り方を書きました。あわせてご覧下さい。「甘く仕上がる簡単どぶろく」

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by panaco | 2007-02-03 09:32 | ハマった!!


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