「ほっ」と。キャンペーン

倦まず弛まず

目指せプチ科学。馬鹿は馬鹿なりに考え続けるのだ!!
こども発電
あづ〜・・・夏ですね。
ところで東京って暑くないですよね。真夏なのに30℃を越えない日があるなんて、北国のようだー。

ぱなこ家の面々は毎晩ちょっとでも冷たいところを探して布団やフローリングの上を転がっております。
トマト君に蹴られて「そんなところで寝てるなんて思わなかった」と言われたり、フローリングの上で十分に体が冷えたのでやわらかい布団に戻って寝ようと思うとプチトマト君に占領されていたり(強制退去させます)。
クーラーもつけますが、のどが痛くなったりするのであまり設定温度は下げられません。
一方で朝になって窓を開けたとき、外の方が涼しかったりするとものすごーく損した気分になるのでできるだけ早い段階でクーラーは消すように努めています。だってクーラーの冷たい風より、外気の冷たい風の方が気持ちいいもの。

さて。うちのプチトマト君(3歳)は、とても甘えっ子です。
親の膝の上に上がるのが好きですし、おんぶも大好き。
座っているとすぐに負ぶさってきて、べた〜と体重をあずけます。・・・あっつう。おも〜い。やめてくれ〜。
子供はみんなそうでしょうが、プチトマト君は体温が高い、というか発散する熱量がとても多いです。
冬は「さむくないの!?いや絶対寒いでしょ!」と言いたくなるくらい薄着だし、今はもう家にいる間は服を受け付けずにすっぽんぽんです。
特にアタマ!!!触るともれなく「あつ!!(汗)」と言ってしまうほど熱いです。
冬はいいんです。膝の上に座っているプチトマト君の髪がぱなこのあごのあたりでほわほわして、あったかくてやわらかいぬいぐるみ型湯たんぽ(低温やけどの心配ゼロ!)を抱いているようなものです。

頭にべしょべしょ汗をかいて眠っているプチトマト君を見て考えました。

「この熱は、有効活用されるべきである」

電気を作るリーズナブルな方法について考えねばならない昨今でありますから、世の中では都市の廃熱(ホテルのお風呂の排水とか車のエンジンの熱、エアコンの室外機が出す熱、工場の廃熱)を活用する方法について研究と実用化が進んでいるそうですし、わずかな熱や光や振動を電気に変える方法もあるらしいです。
であるならば、こども発電も可能ではないか。
マトリックスみたいのを想像してはいけません。ぱなこが考えたのは、めちゃめちゃシンプルなシステムです。
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ヘルメットのてっぺんに火山のように穴をあけ、穴の横にタービンを立てる。
頭の熱が上昇する気流でタービンがくるくる回って発電し、こどもの背中に取り付けた蓄電池に電気を貯めて行くのです。携帯電話の電池にでも貯めればよろしい。
ヘルメットは、普通のヘルメットもそうですが内側にネットかベルトを張ってヘルメットと頭の間に隙間を作って、空気がスムーズに下から上へ流れるようにします。

実現可能か?ぱなこの知っている限りではこの方法で、使える量の電気を生み出すのは無理でしょう。でも理論的にはできるはずです。

このシステムで、使える量の発電ができるようになれば、いいことがたくさんあります。
1、風が通るので子供自身が頭が涼しい
2、運動すると発熱量が増えるので発電量も増える、従って体を動かして遊ぶことが一層推奨される(発電広場=公園が一層整備されるかも)
3、ヘルメットなので、思わぬ事故の際に頭を保護してくれる
4、子供を作ることは電気を作ることなので、社会的に堂々と子作りできる→少子化対策になる

子供は将来の社会を支える資源ですので、何か働きがなくても歓迎され大切にされるべきだと思いますが、残念ながら「子持ちのせいで自分に仕事のしわ寄せが来るしぃ、税金から子供手当とかもらっちゃってほんとムカつく」と考える人も少なくないようです。
子供が発電できるとなれば社会的にもっと子供を作りやすいようにしようという力が働くんじゃないでしょうか。

できればこのヘルメットは、かぶっている子供自身がタービンがくるくる回っているところを見られるようにするとなお良いです。
子供は喜んで、どうすればタービンがよく回るかについて勝手に研究し、競い合って発電するでしょう。
たくさん発電して(遊んで)帰ってきたら、親はたくさん褒めてあげるのです。素晴らしい。

誰か作ってくれないかな〜?
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# by panaco | 2012-08-02 14:23 | こども
これなに?
「これ、なに?」

と聞かれたら、何と答えますか?

二歳児に聞かれ続けて気付いたのですけど、私も夫もそう問われると機能を説明するのです。
テーブルを指差して「これなに?」と聞かれると、「テーブル。ごはんを食べるところだよ。」と答える。
ところが、二歳児は実は機能にはほとんど興味がなくて、名前を聞いているだけらしいことが分かってがっくり。なんだ、一生懸命考えて説明してたのに。
と、同時に世の中には名前なんて知らないものがいっぱいあることに気付きました。
一時停止の標識ちかくの路面に「止まれ」って書いてある、その白い部分を指差して「これなに?」て聞かれたら、「えっ何だろう…?ていうか何を聞いてるんだろう?」と真面目に混乱したものです。

けれどもある日、なにかをいじりながら二歳児が「これなに?」というのですぐに答えたにもかかわらずまったく聞いてくれていなかったことがあって、
「あー、このひとの『これなに?』は、つまり『なんだこりゃ?』と同義だな。」と悟りました。
自分はこれにちょっと興味を引かれたという意味しか無かったのです。

それ以来、今は三歳児になりましたが、こどもにこれなに?と聞かれたら一番最初に思いついた答えを答えることにしています。「止まれ」について聞かれたら、「『れ』よ」とかね。
心にゆとりがあるときはそれにまつわることを話して聞かせ、答えを何も思いつかなかった時は「なんだろうね〜?」でオープンクエスチョンにしておく。

もうじき「なんで?」「どうして?」が始まると予想されます。
なるべく(母は)楽して(子を)賢く育てたいものです。
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# by panaco | 2012-06-05 16:49 | こども
ごぶさたしております
台風が、じぶんちを直撃しそうな今になってずいぶん久しぶりに自分のブログを見ました。
台風について知りたいお客様がたくさんお見えなのに、ほったらかしで申し訳ありません。

うちのプチトマト君は2歳になり、彼が生まれてからずっとそうであったように、母であるぱなこの関心をできるだけ引きつけておこうと努力するものですから、ひとつの記事を集中して書き上げることがなかなか難しく、またマメにメンテナンスすることもできません。
メンテナンスが行き届かないブログにアダルト系のコメントが溜まって行くのは必定、従って申し訳ありませんがコメント欄は承認制とさせて頂いております。

まだ当ブログは続けるつもりでおります。
折をみて記事を書きます。ネタはあるんだけどな〜。
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# by panaco | 2011-09-01 15:04
トンボとサカナ追加
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これでアーモンドの鉢が6個になりました。
あと2つ芽が出そうなんですけど…もういらない…


しかし、なんですな、今改めて見てみるとこのトンボは、「マル描いてちょん」の猫型ロボットの顔に似てるね。
そう思ってみると、もうそのようにしか見えないよ困ったな。
どうしてこれがトンボだなんて思ったんだろう??
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# by panaco | 2010-06-15 14:25 | その他
植木鉢
久々にちょっとクリエイティブなことをしたので、記事にしてみます。

毎年、3月の連休に神戸でアーモンドフェスティバルが開催されます。
ちょっと変わった食べ物が色々売られています。
特に砂糖や添加物無しのアーモンドペーストとピーナツペーストはここでしか手に入らないので、毎年楽しみにして行くのです。

そのアーモンドフェスティバルの入り口で、アーモンドのタネ(つまり殻付き生アーモンド)を無料で配っています。
貰ったタネをエリンギのパックに撒いてしばらく経つと、無事に発芽してきました…続々と。
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どうしょう!!?
うちはベランダしか無いので、立派な木になるアーモンドをたくさん育てるわけにいかないぞ。
ひとつの鉢にたくさん植えればひとつしか生き残らないのは必定。
かといって間引くのも不憫だ。
なにより将来無事に花が咲いた暁には、株が複数無いと受粉ができない=アーモンドを収穫できない。
しょうがない、君ら盆栽になってくれ。
いつか広い家に引っ越したら、大きくしてやってもいいぞ。


というわけでホームセンターへ植木鉢を見に参りました。
ところが適当な鉢が無い!!
ベランダの手すりに引っ掛けたいので、軽くて小さいのがいいんですが、一番軽くても普通の素焼きの鉢。
むむー、素焼きだと、それでも重いし意外と高価だしすぐ土が乾いて困っちゃうよな〜。
ふと思いついて100円ショップの園芸コーナーに行ってみると、今度は小ささと引っ掛けられる形を兼ね備えた鉢が無い。
鉢じゃなくても良いやと思って見て回ったら、ありました。
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シンプルで美しい形、使わない時には重ねられて、5個6個と買ってもお財布に優しい。
そして手すりに引っ掛ける為の穴まで開いている。
よし、これの底に穴をあけて植木鉢に仕立てましょう。
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底にキリでふたつほど穴を空け、その穴の内側からカッターナイフをつっこんでぐりぐりしてバリを取り(取らないと穴が塞がってしまう)、一応できあがり。

真っ白はちょっとつまらないのでアクリル絵の具で絵を描くことに。
まず思いついたのは太陽のデザイン。
はじめは太陽の絵に「Soleil」とか描こうと思ったんですが、「フランス人かよ自分」というココロの声が聞こえたので日本語にしました。
1歳の息子が早く読めるようになって喜んでくれると良いなという期待を込めてひらがなで。
つまようじを筆にして描きました。
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続いて自転車、てんとうむし、ヨット。
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描いたは良いが、剥がれやすい!
まぁ、取れちゃったらまた描けばいいや。
出来上がった鉢に鉢底石と「花と野菜の土」を入れて、アーモンドを植えます。
それを針金を曲げて手すりに巻き付けて作ったフックにひっかけてできあがり。
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てんとうむしに植わっているアーモンドがくったりしていますが、これは植え替えの時に根っこがちょん切れちゃったからです。
今はなんとか持ち直して元気に成長中です。
いつか花が咲いて実が成ればいいなぁ。
生アーモンドはオーストラリアの農場で食べましたけど、ほのかに甘くてちょっとおいしいんですよ。産地でないと食べられないもんね。
まだ別の芽が出てるので、いくつか鉢を作り足す必要がありそうです。
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# by panaco | 2010-06-07 16:20 | その他
予告
台風関連のお客様が増加しているのでひとこと。

コリオリの力について理解しきれていなかったところを説明できるようになった(と思う)ので、近日中…いや年内には記事を書きたいと思ってます。

最近あまり外に出ないと記事を書く能力が落ちちゃって。
日常的な記事を期待して来てくださる方には申し訳ないのですが、いましばらく開店休業が続きそうです。
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# by panaco | 2009-10-07 17:21 | その他
蜂蜜酒(ミード Mead)
なんとも甘美な響きではありますまいか。

蜂蜜酒ですよ。

とろりと黄金色、なイメージで。

作り方は簡単と言えばあまりに簡単、はちみつ100mlと水100~200mlを混ぜ合わせ、サッとドライイーストを振りかけて(今の時期なら)2〜3週間暗い部屋の片隅に放置するだけです。

うちにはイチゴジャムのところで述べた通り、本物純粋蜂蜜がたくさんあります。

当然造ってみましたさ!!

うふふ〜、なかなかわたくし好みの甘いお酒になりました。
基本、微炭酸です。
素人醸造で発酵が浅いとアルコールが弱い分甘みが強いので、レモンなど柑橘系の果物を絞って割って飲みます。
要するにはちみつレモンですな!!
これがまたウマい。


世の中の甘い酒って、例えばチューハイって、アルコールがきついと思いませんか!?
アルコール好きな人にはじゃあ酒なんて飲むなって言われそうですけど、酒のおいしさはアルコールにあるのではないと、声を大にして言いたいです。
ぱなこはアルコールに弱いせいもあって、アルコールの匂いが鼻に刺さるような酒は好きでないのです。
あと、比較的鼻が敏感なので、香料も嫌です。
旅行へ出かけてお土産を買う時には合成香料が入っていないことが第一条件です。
合成香料が入っている品は、実は東京で作られているような場合が多くて美味しくないのです。
作り手のポリスィをそこに読み取るわけです。


アルコール分が少なくて味と香りを楽しむ酒は、自分で造るのが手っ取り早いなぁと改めて思ったのでした。
もちろん税務署には内緒でね。


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# by panaco | 2009-03-12 12:15 | 食べ物
鉄のフライパンLOVE♪
明けましておめでとうございます。

この年末、フライパンを買いました。
ええもん買ったわ〜♪と大満足です。
見よ!!この美しい輝き!

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写真の通り小さい方は青〜緑がかった銀色、大きい方は赤〜ピンクがかった銀色。
小さい方が直径20cmでオムライスを巻けるくらい、大きい方が26cmで中くらいのハンバーグを4個焼けるくらい。

「フライ返し使えます!!」って書いてあっても、テフロンは数年のうちにハゲてくるんですよねぇ。
卵はこびりついてどうしようもないし、魚の臭いも取れなくなっちゃった、けどガシガシ洗うわけにもいかないし、ところで同じ頃に買った鉄製の中華鍋はひとりきれいなままだなぁと。
6年くらいで3枚のテフロンフライパンがダメになったけど、この調子で新しく買って捨てるのは、もう止めにしたい。
母が鉄製のフライパンを買い替えたのは見たことが無いので、鉄製が長持ちするのは間違いない。

というわけで近所のホームセンターへ探しに行っても、鉄製のフライパンなんて選べるほど種類が置いてないんです。
しかたないので難波の道具屋筋へ。ここならたくさんあるはずだ!!
プロ向け厨房機器屋をいちいち見て回って、品物と値段をメモ。
びっくりよー、一店につき数種類の鉄製フライパンが(もちろんテフロンもたくさんあるけどアウトオブ眼中)それぞれの値段で売られていて、しかも店によって違うのが置いてあって、何を基準に買うのかわけがわからん。
もうどうでもよくなってきた頃に、縁と底が厚くサイドは薄めに作ってあるというフライパンを見つけました。
他のに比べて断然軽くて気に入り、それで決まり。
オムレツやオムライスを作るために手に持って使う小さいのと、チキンソテーやハンバーグや餃子♪を焼くためにコンロに置いたまま使う大きいの。
2枚で約2500円。

家に帰って早速ヤキを入れます。
錆び止めのコーティングを焼いて取らないといけないらしいです。
今回続けて2枚焼いて体得したコツは、

「男らしくやれ!!」

です。
ビビってはだめです、チンチンに熱くなるので不安は分かりますが、途中で火を弱めちゃだめです。
弱めたらすぐにフライパンの温度が下がり始めるので全行程強火でお願いします。
もちろん目を離してはいけませんが、家庭用のコンロでは鉄は溶けないですから(よっぽど長時間熱したら知らないよ)、安心してください。

1、換気扇をゴーゴー回しながらコンロでカンカンに焼くと、銀色1色だったのが黒くなり、煙が出て、そのうち青白い乾いた感じの銀色に。
その青白い色がじんましんのようにフライパン全体に広がったら加熱終了です。

※面積が広い中華鍋を焼くのはすごく時間がかかったような記憶がありましたが、フライパンは大きめのでも割とすぐでした。

2、しばらく放置して冷めたら、焼き切れなかった縁ちかくを紙ヤスリでこすって黒いのを取り除いて、コーティング取り終わりです。

3、ざっと洗って要らない布で拭き(まだひどく錆びが付くので)、もういっかい火にかけます。
またフライパンの色が変わり始めるくらいにアッチッチになったら、新しいきれいなサラダ油を入れて全体になじませ、要らない野菜クズを炒めて臭いを取り除きます。

これで冷めると写真のような、ピカピカの銀色なんだけど虹色という絶妙な色合いになって惚れ惚れします。
この色は今だけ。使っているうちにだんだん落ち着いて普通の黒と焦げ茶の間みたいな色になってしまいます。

鉄のフライパンって錆びるんじゃないの?焦げ付くんじゃないの?とご心配の方。
上記の1〜3の行程をちゃんとこなせばそういう心配は、ありません。
前に見たガッテン情報によると、3の行程でフライパンの表面に樹脂膜ができるらしいです。
油が熱くなりすぎて、樹脂になってフライパンに均一にくっつくんですよ。
一旦くっついたらなかなか剥がれないものなので、洗剤で洗っても取れないし、錆びない。
から煎りしても焦げ付かない。
ただし、たわしとか磨き粉でガシガシ洗えば剥がれるので、そういうときはもう一回3の行程をやり直し。
あと、毎回使う前にはなるべく3の行程を踏襲するように熱々にしてから油をひいて、樹脂膜を補強してやる。
これがいわゆる「馴染む」ってやつですね。
本当にマーブルコートもびっくりの卵滑り具合ですよ(大げさ)。
しかも10年でも20年でも使える。
もし失敗してひどい焦げが付いちゃったら、煮て削ってもう一回3の行程。これで復活。

あと、持ち手(柄)がやはり鉄ですが十分に長いので調理中はまったく熱くないです。
素手で持てます。
コーティングを焼き切るために強火で熱してる最中でも先端は熱くなかったよ。
もちろん根元は熱いので注意が必要だけど、それは普通の鍋でも一緒。

今晩はこのフライパンでハンバーグを焼きます。
フライ返しでガシガシやってひっくり返します。
おいしくできるといいなぁ。
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# by panaco | 2009-01-11 16:53 | その他
目が見えるとはどういうことか〜遠視 理論編
すっかりご無沙汰です、ぱなこです。
最近、なかなか面白いことを思いつけない日々であります。
しょうもない内容でも、まとまった文章を書こうと思うと集中力が必要なんだなぁと感じる今日この頃。


さて。
今回は昔の記事「遠視 エピソード編」の続きです。
皆様、視覚についての説明の中で、こんな感じの絵を見たことはありませんか?
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あるいはこんな。
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子供の頃はふーんといって流していたのですが、今頃になってどうも違うんじゃないかと思うようになりました。
なんかよく分からんということは、よく考える余地があるということです。
木の絵と目の絵は、どうして縮尺がこんなに違うのか?
目の奥に、ほんとにこんな風に絵が映るのか。

間違いの答えを先に言ってしまうと、上の絵は、目の中で光を表す線が交わっているところが決定的な誤りで、その他のところも説明をするための絵としてはまったく不十分です。目の奥に像が映るというところは間違いではありません。
下の絵は、眼球の構造自体は丁寧に描いてありますが、光が曲がるところが眼球の表面になってしまっているところと、瞳孔の上を光が通過しているのが誤りです。光が曲がるのは角膜を通る時とレンズ(水晶体)を通過する時です。

こういった説明の絵では一般に、光は平行に目に入ってくることになっています。
遠くから光が来ることを想定しているから角度は無視してもいいのだ、というのが彼らの言い分です。
それに対して、目の仕組みを説明しようと言う時にそういう想定を置くことは理解の妨げになるというのがぱなこの主張。


一番大事なのは、光が「波」の性質をもっているということ。
ぽちゃんと水たまりに石を落とすと波が広がっていくように、光も普通は発せられたところからブワーっと広がっていきます。
四方八方に広がっていくのです。


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ところがこの状態だと光源の色や形はブワーっと広がったままで、何が何やら分かりません。
ミドリムシ基準なら「波」がやってくる方向さえ分かれば良いので「見えた」と言えますが、ヒト基準ではこれでは「見えた」とは言えません。



例えば、小さな光の点があるとき。
これを目で見て「小さい光の点である」と、どうやって認識するかというと。
四方八方にブワーっと広がった光のうち、目の中に入ったぶんだけを、もう一度一点に収束させて網膜に映すのです。
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瞳孔を通った光は、レンズ(水晶体)に入る時と出る時に屈折します(絵の入射角は適当です)。
レンズの中心に近い程屈折せず、中心から遠い程よく屈折して、レンズの厚みに応じたある距離で像を結びます。これは普通の虫眼鏡と同じ現象です。
点から発せられて拡散した光が、もう一度点に収束してこれが網膜に映った時に、「光の点が見えた」と言えます。
(この絵は単純にレンズの働きだけを表していますが、実際には角膜が結構光を屈折させるので、レンズは焦点合わせの微調整をするだけだという噂です)



次にちょっとだけ複雑にしてみましょう。
光の点が青、緑、赤の三つあるときです。
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それぞれの色の光がブワーっと広がって、全部混じると白色光になってしまいます。
ちなみに青と緑だけが混じるとシアン、緑と赤だけが混じるとイエロー、赤と青だけが混じるとマゼンタになるそうです。
これを元通り青と緑と赤の3つの光の点があると「見る」には、やはりそれぞれの光がレンズを通して再び収束して光の点になって網膜に映らないといけません。
なおこのとき上下左右が逆転するのは、これはもうレンズというものはそういうもんなのです。
光を収束させるにはレンズが一番便利だが、レンズを使うと上下左右がひっくり返っちまうのです。
でも悲観することはない。
目の先には脳と言う便利なものがあるので、ひっくり返った像はそこでもう一度ひっくり返せば万事オーライさ。

もっと複雑な風景などは、つまり点描画だと考えればよろしかろう。
写真でもそうですが画素数(視細胞)が十分に多いので滑らかな絵が見えるのです。


そして、網膜で合うべき焦点が網膜よりも遠いところで合ってしまっているのが、遠視って奴です。
逆に網膜に届く前に合ってしまっているのが近視です。
もういろんな光が混じり合っちゃって、網膜に映るのは白ばっかりです。
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遠視の図




レンズは元々厚みの有るものですが、普段はレンズをぐるりと取り囲んでいる毛様体筋によって引っ張られてちょっと平たくなっています。
まぶしいと瞳孔がキュッと小さくなるのと同じように、近くを見るとき毛様体筋が形作る円はキュッと小さくなります。
すると、レンズを引っ張る力が弱まって、レンズは厚みを回復します。
毛様体筋をキュッと小さくするには力が必要で、小さくしている間は緊張が続くことになります。
逆にレンズを薄くするために力を使うことはできません。
一番薄い状態から厚くすることはできるけど、一番薄い状態からもっと薄くすることはできない。
それが、遠視はピント合わせができるが近視はピント合わせできない理由です。

(追記2008.10.6. 毛様体筋ciliary muscleは、レンズを取り囲む環状の筋繊維であるMüller筋と、放射状の筋繊維であるBrücke筋とが一体になってできているようです。つまりBrücke筋が毛様体筋全体、ひいては毛様体筋にぶらさがっているレンズを目玉(強膜)につなぎ止めて支え、Müller筋がレンズの厚みを調節するわけですね。複雑な連係プレーだ。MüllerさんとBrückeさんはダーウィンと同時代の人です。目の進化について悩んでいたダーウィンは、きっと彼らの発見についても知っていたことでしょう。)


こんな風に書けば遠視の人が何を見るにも疲れてしまう、というのがご理解頂けるでしょうか。
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一応何でも見えるけど、何を見るにも疲れてしまうので、特に注意を払うべきことが無い場合にはどこへも焦点を合わせずにホゲーとしていることが多いです。
何かを見つめている様子の恋人に「なにみてるの?」と尋ねた時、「なにも。」と言われてムカッと悲しいこともありましょうが、本当にホゲーとしている時にはそう答えざるを得ません。認めてあげてちょうだい。
テレビの方を向いているからテレビを見ているんだと思って番組のことを話したら、話が通じない。そんな時ハァ!?と言いたいこともありましょうが、ホゲーとしていた場合は実際テレビは見ていなかったのでどうしょうもありません。許してあげてちょうだい。


そして行き着く先は老眼です。
他の筋肉と同様に目の筋肉も歳をとると衰えます。
レンズの柔軟性は低下します。
つまりはレンズを分厚くする能力が低下するのです。
そうしたが最後、遠視の人は遠くは見えない、近くはもっと見えない、嗚呼!!
仕方ないんですけどね。
近視の人は遠くは元々見えないし、近くを見るのにあまり筋肉を使わないので、老眼になっても老眼前とのギャップが比較的少なくて済むようです。

この先なるべく必要ないものは見ないように生きていきたい。
そういうわけには、なかなかいかないよなぁ。。
この眼が見える限り、眼精疲労と付き合っていくことになりそうです。
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# by panaco | 2008-10-05 18:36 |
所信表明
結局、前の記事はコネタ道場に投稿したものの1ヶ月以上載らないので、ボツのようです。
こういうことを考えるのはぱなこだけじゃないはずだと思いながら投稿しましたが、やはりエロとかグロでなくてもNGなネタはあるようですね。



さて、3年です、3年。
当ブログを立ち上げてから3年が経ちます。
長かったような短かったような、不思議な感じです。
ここらでちょっと倦まず弛まずが目指したいところを改めて整理しておきます。

基本はやっぱり「目指せプチ科学」です。
疑問が湧いたらそれは簡単にはポイしない、「わからない」ということを覚えておいて機会があるごとに情報を集めて理解しようとする、理解できたらそれを他人にも分かりやすいように記事にする、ということをメインテーマにしていきます。


見習いたいと思う人やサイト、TV番組があります。

サイドバーにもリンクが張ってありますが、植木不等式(ダジャレルバンク天文台)や大西科学の知識量や科学的な姿勢、ユーモア、言い回しの妙、連想力。
普段からあーでもないこーでもないとごにょごにょ考えて、自分のことと自分以外のことをよく観察and考察している人々です。
そんな彼らを見習いたい。

それからデイリーポータルZとNHKの熱中時間。
マイナーな価値観を臆すること無く表明・追求する、興味を持ったらとにかく調べる、技術を極めて他人を感嘆させる程に習熟するなど。
すごいですよねー熱中人。
ぱなこはひとつのことを徹底してできる熱中人タイプの人間ではないのですが、短期的・ある程度のレベルに達するまではそういう姿勢を見習わねばと思います。

あと、朝日放送の探偵ナイトスクープ。
しょうもないことを一生懸命やる姿勢。
そして「しょうもないこと」だったはずなのに、なぜか爆笑や感動につなげてしまうワザ。



過去にぱなこの周囲にいた賢い人々の「賢い」には2種類ありました。
「量」と「質」です。
例えば同じことを言われても理解できる人と理解できない人がいます。
両者共に予備知識がないのに出る「理解できる人」「理解できない人」、この差がつまり「質的」な違い。
そして予備知識があるから理解できる、予備知識が無いから理解できない、この違いが「量的」な違いです。
質的に賢いといろんなことを楽に理解できるので、もっと知りたいと思い量的にもどんどん賢くなります。
逆に量的に知識が増えると連想力のバリエーションが増し、脳みそが鍛えられて質的にも賢くなるようです。
このように賢いのインフレーションが起こるので、賢い人って学生時代から「なぜ勉強しなきゃいけないの?」なんてちびっとも考えないらしいのですよ。
賢くなれば勉強する。勉強すればもっと賢くなる。
親から勉強しろとわざわざ言われることもないし、どうしておまえはそんなに出来ないのだとも聞かれない。
どうしてアホかなんてアホ本人に聞かれたって分かるもんか。
賢いことは絶対的に良いことです。
アルジャーノンとチャーリィは賢いから苦悩するんじゃなくて、煩悩があるから苦悩するのです。
だから賢くて悪いことなんて何もないのです。


えっと、何に関してもとにかく調べることと考えることをケチらずに、ぱなこも賢くなりたいです、という話でした。
それが他人のためにも役立てば、なお良いなーというのが当ブログ「倦まず弛まず」のコンセプトであります。
これからも精進して参ります。よろぴく。
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# by panaco | 2008-07-19 17:24 | はじめに


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